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住まいのコンサルティング~『心地良い住まいのご提案』

住まいの新築やリフォーム、購入などをご検討の方、インテリアから外観デザインまで、住まいを何とかしたいとお思いの方に少しでもお役に立てるようなヒントを提供できればと思っています♪

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震災から20年 02家具転倒防止の方向 

★2★ 家具転倒防止の対策 

私が「家具転倒防止を何とかしたい」と思い、活動を始めて、
もうすぐ4年になります。 

20150115 家具新聞掲載 防災とインテリア

きっかけは、 業界内で、家具の転倒防止を行っていない、倒れる家具の前で就寝している、と
いう話を聞き、「ええっー」と絶句したのを覚えています。

首都圏の人たちは、家具の転倒による危険性についての認識が
薄いのだなあ、と思ったのが始まり。。。

色々調べたり、改善への検討を進めていくうちに、
いくつかの課題や問題点が明白になってきました。 

その前に、基本的な考え方をお伝えします。
私はセミナーなどでも、基本的には、個々の固定グッズによる
固定方法を紹介しているわけではありません。 
もちろん、現実の目の前の事案として、固定すべき時は
ノウハウをお知らせしますが、多くの場合、その前段階のお話です。 


家具を固定して防ぐ、という考え方に「異議有り!」 

先日も、家具固定に関する相談を受けました、そのご紹介。 

実家の母の家は手狭で、タンスが3棹置いてある和室で寝起きしてます。
このタンスをインテリア性に配慮しながら、どのように固定すれば
いいと思いますか? とのご相談。。。 

私 「そのタンスは毎日使っているのでしょうか?
 お母様の婚礼ダンスですか?入っているものは全て、お母様の
モノですか? 一週間に一度は開けてますか?」 

相談者 「何が入っているか、正直、私にもわかりません。
 母がずーと持ってきてる、というか、昔からの家で、そこに
 長い間置いてあるので、何とか倒れるのを防止したいのです」

私 「一年に1回も開けてますか?引出しや開き扉は、固くて
 年配の方には開けにくいのではないですか? 
 一年に数度しか使わないものをしまっている家具の近くで
 寝起きしてるのですか? 危険だと思いませんか?
 そんなに大事なモノが入っているのですか? 家族である
 あなたは開けて、お母様と一緒に整理したことありますか?」

相談者 「たぶん、亡くなった父の衣類や、今は着ない着物が大半です。
 あとは私の幼少期のアルバムや思い出など・・・
 先生、なんとか固定できる方策はないですか?和室なので
 少しは見栄えよくしたいなあ、と思ったりしますが。。。」

私 「その3棹のタンスが全て、その寝室に必要でしょうか?
 頭の近くに置いておく必要性がどのぐらい有りますか? 
 家が手狭で、家具に囲まれて寝る、ぐらいなら、なぜ家具の
 中身を見直し、もっと総量を減らそうと思わないのですか?」

相談者 「えっ、捨てろとおっしゃるのですか? 大事なタンス・・・」

私 「本当に大事ですか?中身が何かも把握してないのに。。。
 3つも必要ですか? お母様とタンスで記念撮影して、額に入れて
飾るのでは、大事にしてないことになりますか? 
 危険回避の為には、生活全体を見直してみましょうよ。 
 あの世には大事なモノでも持っていけません。寝起きする部屋には
背の高いタンスは置かないようにして、住まい全体で家具のレイアウトや
置く場所を見直したほうが良いと思いますよ。 
 家具の固定も大事ですが、まず、その前に、やるべきことがあるはずです。」 
 (その後もレクチャーは続く・・・)

 そうなんですね、家具固定をすればいい、のではないのです。
生活全体を見直しましょう~ 


★ 家具の転倒防止 対処法的な現状 

 今だに、「家具の転倒防止にはつっぱり棒を」と自治体までもが
アピールしている。。。 
 あの、つっぱりタイプの、家具の上部に置いて、天井と家具天板で
つっぱりの力を利用して家具を動かないようにする、アレ。

 アレは、昔から有った製品ですが、阪神大震災の直後には、アレがいい、と
にわかに脚光を浴びました。 

 しかしながら、アレが和室のタンスの上に鎮座する風景は、
和室空間、とは言えない、なんだかなあ~という雰囲気に。。。
「いかにも固定してます」感満載のあの器具は、当時の建築やインテリアの
世界では、あくまで「一時的」 ではなかったか。。。
対処法的なモノの際たるもの。。。 
 もちろん、アレに、助けられた、家具転倒を免れた事例も、あり、
美観上、よろしくないから、というだけで、営業妨害するのはよろしくない。。。

 しかしながら、揺れの状況によっては、アレ自身が倒れてつっぱりの
力が効かなくなってしまうこと、和室の天井が抜けることなど
固定の際の条件、効果発揮の際の条件が、いつの間にか変わってきている。

 しかし、昔から、つっぱり棒で転倒防止、をしている人たちには
中々、新しい情報は届かない。
 ましては、「ダンボール箱をタンスの上に置いておけば大丈夫」なんて
神話も未だに漂う~ 

もちろん、近年にグッドデザイン賞を受賞した、上に書いたような欠点を
フォローした商品も出てきている。 

 
 首都圏直下型地震の場合、 家具と壁を直接的に固定していないと、
突然の大きな揺れに対処できない。 

 色々書きましたが、 対処法的な、転倒防止グッズ しか、無いのか?
ブサイクなモノで住まいの空間の雰囲気が変わるのなら、それを付けない
固定しない、 これが消費者、生活者の今の気持ち、固定が普及しない、と
いうことではないだろうか?

 なぜ、こんな機能むき出しのモノ、部屋のインテリアとのかけ離れたブサイクな
モノを、家具をキズつけてまで、取付けしないとならないのか?
 と、美観を理由に、また、その必然性よりも、日常的なこと(毎日の見た目)を
理由に、固定をしない、ためらう人は多い、と聞く。 

美観性の向上、デザイン性アップは、家具転倒防止グッズの永遠の?!
課題なのら・・・・

しかし、この対処療法的な措置でいいのか?
住まいを建てたり、リフォームする際に、この収納家具を、見直し、
造作家具、という形で、造り付けにしてしまう。 そうすることによって
家具を固定しないといけない、という問題には無縁となり、解決?してしまう。

しかしながら、 どうしてもリビングに置きたい、寝室に置きたい、といった
家具が出てきた際、家具をどうやって固定するか、はとても悩ましい課題となる。

 家具を、家全体の総量から見直し、家のゾーニング配置レイアウト
避難経路の確保をしながら、 家具の位置を決める。
その上で、どのように固定しないと、キケンなことになるのか、を考える必要があるのです。
倒れても良い部屋に置いてあるなら、例えば納戸、 固定に躍起にならなくても
よいと私は思います。 
 このあたりもセミナーでお伝えしたり、一般的に広まってる情報を整理して
お伝えしているに過ぎません。 

その3 家具転倒防止の遅々として進まない業界の取り組み へ
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  1. 2015/01/17(土) 08:00:00|
  2. 耐震 防災 液状化|
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