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住まいのコンサルティング~『心地良い住まいのご提案』

住まいの新築やリフォーム、購入などをご検討の方、インテリアから外観デザインまで、住まいを何とかしたいとお思いの方に少しでもお役に立てるようなヒントを提供できればと思っています♪

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防災の日 家具転倒防止措置について

今日は9月1日、防災の日です。
皆さんは防災、減災への備え、何かしてらっしゃいますか? 
今回は、家具の転倒防止の措置を皆さんにオススメしたいです。

家具の転倒防止レイアウト


阪神大震災では、明け方の地震ということもあり、皆まだ就寝中。。
その寝ている頭上にタンス等が倒れてきて・・・・ といった被災が
数多くありました。 家族でも寝ている位置で生死を分けた事例が
数多くあり、残った家族は、そのようなキケンな住まいで寝起き
していた事が悔やまれてなりませんでした。 
 このような被災状況を目の当たりにして、その後、関西での新築や
リフォームでは、多くの場合、家具をやめてウオークインクローゼットに
したり、家具を一部屋にまとめておいたり(寝起きは別室)
高い家具から低い家具へ買い換えたり、と、意識と行動が変わっていったのを
設計しながら私も感じていました。 

(ウオークインクローゼットは90年代半ばに出てきたサブスペースの
考え方で、広さに余裕のある場合に限られてましたが、阪神大震災後、
狭い家でも取り入れる、など、一気に普及していったようです)

 家具の転倒の様子→ Eディフェンスの実験 

昨年11月のインテリアフェスティバルの中で、
千葉県インテリアコーディネータ協会の発表の中で、
私のほうから、家具の転倒防止について、少し発表をしています。→コチラ
一般の生活者の方は、とにかく、今の住まいを見直して、
家具に金物等と取り付けたり、低い家具に買い換えたり(まず収納するモノを
減らすこと!!) してみてください。
レイアウト・家具の向きを変えだけでも転倒による被害を減らす効果は
十分あります。 


以下は建築業界やインテリア・家具業界のハナシ・・・

私としては建築士でもあると同時に、インテリアコーディネーターとしても
家具の重要性、必要性はわかっているつもりなので、
一概に、家具をなくせば転倒被害もなくなる、なんて安易には言えません。
そりゃーそうだ、家具無しの生活が送れるならハナシはカンタン。。
自分の家だけならカンタン。。実家や祖父母の家など・・・
それが出来ないから、そういった住宅事情じゃないから、タイヘンなことになるのだ。。
と、しつこいようですが、家具の転倒防止について、みんな=業界を超えて、
考え、対応していってはどうか!? と思っている次第なんです。 

新築で、建築士の方に注文住宅を建ててもらう、それも建築士や工務店が
施主が言わなくても家具補強の下地措置を随所に施しておいてくれて・・・
なんてのは、まだまだ少数派、だと私は思っております。 
仕様に盛り込みましょう、といっても、「あとから施主がどんな家具をどこに
置くかもわからないのに、あらかじめ、っていっても、キリが無い」と。。。

 そりゃそーだ。。 家族の希望もライフステージの変化などによっても
家具は変わってくるでしょうし、それらすべても網羅しても・・・というのが
建築業界、施工サイドから見た言い分、でしょう。
加えて、建築士なるもの、「スッキリシンプルな空間」を提唱している手前、
「家具なんて置くんですか、ボクの空間が・・・」なんて言ったりする士も
いらっっしゃたりして・・・  
まあ、お施主さんのほうも、建築士の考えに同意というか同期してしまってて、
もう家具は置きません、何も置かない生活します! なんて完成時は感化されちゃったりしますけど、
数年たって家族が増えてしまったりなんかすると、やっぱり収納が・・なんていいながら
置き家具が増えていくケースが多いと思うのです。 

また、インテリア好きの方、模様替え好きの方、なんぞは、やっぱり、とか
なんとかいって、家具を置いて、リフレッシュする、という場合が多く見受けられます。

その際に、どこまで、転倒防止の為の措置を施してるか・・・
その都度その都度対応していけばいいやん、という声も多数あります。

また、賃貸や、リフォームリフレッシュして、不動産を明け渡す場合など、
必ず有る程度の内装工事は、次の入居者前には発生するのです。
その際に、単なるリフレッシュ=クロスの張替え、ではなく、
予め下地補強をしていた家具の跡を補修して、また次の入居者が家具転倒防止金物を
設置しやすいように配慮した下地としておく、など、対策は色々考えられます。
っが、そこまで行っている会社がどこまであるでしょうか・・・
それもウリの一つになる、安全性・防災性、ではあるのに、
業界として位置づけが低かったりするので、いかんせん、みんな後回し、の
ハナシになっていってます。

ここまで読んで、「みんなやってるで、建築業界は、」とお思いの方も、
「そんなのやってられへんわ~」とお思いの方も、両方存在するのが現状・・・

私は、これら家具の転倒防止の為の下地補強工事や仕様も、標準の内容を決めて、
耐震工事と同じように、半分義務化のようにしていけばいいのに、と思っています。 

標準の内容=業界内や会社ごとに決めてやっているバラバラの内容の下地補強を、
例えば、下地は、床から900、1200、1500、1800、2100のラインに
角材**以上のものを下地桟として設置しておくこと。その下地桟は構造体に
**の内容で頑丈に固定させておくこと・・・・ などなど。。。
全ての壁面でなくても、ここは、といういう壁面をハッキリさせておけば、
(例えば、防炎シールのようなのを貼る とか) 誰もがわかりやすい。。。
いつも、「壁を叩いて」「下地が入ってるか、専用工具を刺して確認」など、
原始的な方法のみで、手探りでやってること自体、が、なんで進歩がないんだろう、っと
私は思ってしまうわけです。

和室の天井が簡素の造りで、つっぱりポールでタンスの転倒防止を施しても、
場合によっては、あっという間に天井が抜けてしまって・・・っていうのは
一般の方には、わかりにくい話。。
これらも壁際から80センチの天井は、補強すること、みたいに、仕様内容を
きちんと決めておけば、「ヘンな押し売りに突っ張りポールを買わされた」みたいな
ことにはならない、ですが・・・効かないところにナンボやっても効かないのだ。。
こういうのも、本当は業界として、もっと声を大にして言っていかないといけないことでは
ありますよね。 

費用・コストはそりゃ多少掛かりますが、費用対効果=コストパーフォマンスは絶大!と
申し上げたいっ!


やってる施工会社や設計事務所も、沢山ある、と思います。
でも、それぞれ独自の基準だろうから、この際、業界統一基準を設けて、広めていく
ようにしないと、家具の転倒防止の措置、というのは
いつまでも、「後から考える、後付工事」にしかならず、普及・標準化していかない。

本当は、長期優良住宅やフラット35の耐震性の基準などに、これら「家具の転倒防止の
為の下地補強措置」の仕様を盛り込んで欲しいぐらいで、そうすれば、一気に
普及するし、これらに準じた仕様内容に皆がならっていく。 

そうして、これらの基準に対応する形で、家具を作る側も、その位置に
転倒防止金物を取り付けられるような仕様になる、のではないか。。。

家具を作る側も、どうしてもこのハナシ(転倒防止)が出ると、置かない買わない、と
言われて、売り上げや死活問題にまでなっていく、と懸念されるのか、
どの家具会社もおおっぴらには取り上げない。 
家具メーカーとしての取組み、などをHPに載せていたりするし、
金物も同時販売していたりするのだが、私からは弱腰に見えてしまう=一般の生活者、
購入者には、とってもわかりにくい。。 

私としては、これは家具の買換え促進にもつながるチャンスと捉えては、と思うのだが、
なかなか・・・・製造工程まで、昔から造っている定番の家具まで、手を入れると
なると、難しいのかしら・・・ なかなか、進んでいるようには見えない。。
 私は、ただ、背面の一部を強化するとか、金物が取り付けやすいように加工・補強する、
デザイン的におかしくないように処理する、など、工夫できる余地はあるように
思うのだが、、、 家具業界内で統一基準を作って、建築業界と足並みを揃えていけば、
普及も早いし、ムダも無い、と思うのだが、、、
やはり価格アップにつながることは避けたいのか・・・音頭とる人がいないのか・・・

 でも、イケアと国産の差別化、ってそういうところだと思うんだけどネ。。。 

家具の高さも統一されてしまって面白くなくなる、と言われるが、
別に、上に書いたような、1200とか900に全ての家具の高さラインを揃える、と
いうことでは、なく、転倒防止金物の位置をそこに合わせられるようにすればいいんだし、
トビラをあけて、組み立て設置時に、転倒防止金物で留めれば、いいのであって、
家具の高さを一律に規制する、ことにはならない、と思うんだけどネ・・・・ 

まあ、あとは、家具の重量や下地、と金物と、それに見合った補強下地の桟の強度、など
どういう組み合わせがベストなのか、釘はどれぐらいが強度的に過不足ないか、など、
ベスト、ベターな仕様の組合せを、提示できるまでは至っていないと思います。
ちぐはぐな組み合わせ、オススメ仕様をつくっても、効果が発揮されなければ、
=転倒してしまっては、防災にならないわけで。。。 
大学などで、研究・発表、などされてるとは思うけど、それらが、実際に
施工現場、製造現場、などで活かされているのか・・・ちょっとギモン、、
補強下地の施工、金物の取り付け方法、家具と金物の取り付け・組合わせ、など
まだまだコラボして標準化していくことは、ヤマほどある、ように思う。
 
耐震補強・筋かい工事なども、金物と釘の大きさや打ち込みピッチまで決めて、
初めて強度が確保できるのである。筋かいをとにかくいれればいい、なんてのは
フタ昔も前の話なのだ。 でもまだまだ、家具の転倒防止措置、に関しては、
一昔前、阪神大震災後の時代から、進化・普及していないように思うのは、
私だけだろうか・・・・
(もし進化していたら、ぜひ教えてください!!) 

まあ、これらを施しても、大地震が来た場合、どこまで安全を保証できるか、と
生活者から問われる、責任問題をいわれると、萎縮してしまう、わけで、
だから、これらの家具転倒防止措置、も各業界で進まない、わけだと私は思います。

けれど、耐震補強にしても、筋かい設置・耐力壁、にしても、震度6強までは、という
基準法の基準があるだけで、「どんな大地震が来ようとも大丈夫です」と
いってるわけではないのです。 
それと同じで、建物が持つ程度=震度6強までは、もしくは、5程度まで、など
ある程度までの転倒防止措置、であって、「どんな大地震が~」までは無理です、と
条件付を明示すれば、生活者側も過度の期待はしないつつも、最低限の防災措置を、
となると思うのです。 
耐震補強工事や木造密集住宅地での火災減災を考えるにしても、
まずは、家具転倒防止!だと思うんですが・・・・ 

一般の方は、各自治体で、家具転倒防止措置の補助金などもあるので
ぜひ一度検討して実施してみてください。 

またまた長文になってしまいました。。。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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